金刃 憲人（かねと のりひと、1984年4月10日 - ）
2007年成績 3.55 7勝6敗 1H
左腕投手三本柱の1人
立命館大学時代は多彩な変化球を操り通算24勝を挙げた大物ルーキー。
2月のキャンプ中に母親が他界する悲劇に苛まれるも、上原、JPの不調もあり新人ながら開幕ローテに食い込み、前半戦だけで7勝を挙げ、高橋尚成・内海哲也と共に「左腕投手三本柱」と謳われるもその後は疲労が祟り未勝利。
その後は精彩を欠くシーズンが続き2012年末に楽天にトレード。
楽天移籍後はサイドスローの変速左腕に生まれ変わり2013年の日本一に陰ながら貢献。2016年には54登板し復活を果たした。
現在は楽天の戦略マネージャーを務めている。
余談だが中学時代はあのヘマグチ野間口貴彦の一年後輩である。
【査定について】
・一発
リーグ4位の20被本。被本率は1.49。
・スロースターター
1、2回に全54失点中15失点。その内1回に14失点と立ち上がりに不安を抱える。
・対左打者B
対右.290 対左.170
【一言】
野口 祥順（のぐち よしゆき、1981年5月16日 - ）
藤立高-ヤクルト(00〜14)
2004年成績 .232 4本 13打点 6盗
ポスト池山として期待がかかるも…
高校時代は鳥谷敬と並びに高校屈指のショートと謳われ高い身体能力を持ちポスト池山として期待されていたドラフト1位遊撃手。
2002年に史上44人目となるプロ初打席ホームランという衝撃のデビューを果たすと、2003年には代走要員として一軍に定着した。
2004年シーズンは5月に宮本慎也の故障もあり昇格するとショートのレギュラーに抜擢。1ヶ月以上スタメンを張り続け、このままブレイクか…と思ったら右肩に不安を抱え8月以降は代走要員に甘んじる結果となってしまった。
その後は右肩の怪我などが影響しかつてのようなロマンは無くなったが、代走要員やどこでも守れるユーティリティとして長きに渡りチームに貢献。
晩年はバント失敗→ヒットが多かった事から「のぐる」などと一部ヤクルトファンの間でネタにされた。
【査定について】
・初球○
イメージ+2009、2012と比較的打ててる年は初球に強い野口っぽい能力。
・チャンスC
得点圏打率.316
・盗塁B
盗塁成功率.750
・対左投手E
対左打率.211
・三振
三振率25.6%
パワーといい大分強めです。肩の怪我さえなければ…という声も多いので。
【一言】
当ブログは野口祥順さんを応援しています
尾形 佳紀（おがた よしのり、1978年8月5日 - ）
日大藤沢高-日大-ホンダ-広島(04〜09)
2005年成績 .303 6本 21打点 9盗
怪我に泣いた天才打者
高校時代から天才内野手として名を上げていたが、ケガが多く中々プロ入り出来なかったが、04年についに広島に4位指名を受け入団。
1年目から活躍を遂げ2年目開幕にはリードオフマンとして定着。開幕絶好調で順調なスタートを切っていたが5月末に靭帯断裂の大怪我を負い、残りのシーズンを棒に振ってしまった。
チーム待望のショートのレギュラーだった事もありチームの構想が狂ったかその後広島は8年ぶりの最下位となってしまった。
尾形離脱まで21勝23敗2分勝率.477
尾形離脱から35勝61敗2分勝率.361
と広島の明暗がはっきりと分かれてしまっている…
その後はサヨナラ弾など復活を遂げたように思えたが、古傷の痛みは大きかったか09年に引退。
現在はカープのスカウトをしており、担当選手には鈴木誠也、田中広輔、森下暢仁など錚々たるメンバーで、3連覇達成の裏の立役者と言っても良いだろう。
【査定について】
・チャンスC
得点圏打率.333
・流し打ち
安打の33.3%が左方向
・固め打ち
47試合出場で猛打賞は5
・エラー、送球F
12失策
【一言】
夢のチカラを信じて
その心で
行くぜヨシノリ
新たな境地へ
石川 雄洋（いしかわ たけひろ、1986年7月10日 - ）
横浜高-横浜(05〜20)
2010年成績 .294 0本 18打点 36盗塁
恐れず飛び込めベースへ
ドラフト6位という下位指名ながらガッツ溢れるプレーで長きにわたりチームを支えたスピードスター。
2010年は開幕からショートのレギュラーに座り、リーグ30盗塁一番乗りとなったが、夏頃に自打球で負傷したのが響いたがそれ以降は盗塁敢行数が減少し梵英心にタイトルを譲る形となってしまった。
しかし前年.156と苦にしていた左腕相手にまずまずの成績を残せたことや、内野安打が前年から倍増したこと等が重なったのか打撃好調でチーム2位の.294を記録。リーグ3位の38犠打を記録するなど2番としてチームに貢献した。
一方で守備は失策は6とまずまず、守備率はリーグ1位の.990だったが指標面では12球団ワースト2位のゾーンデータが示されるなど守備面で課題の残る結果となった。
【査定について】
・流し打ち
安打の実に44.4%が左方向
・バント○
36犠打
・内野安打○
内野安打率26.8%と驚異的な数字を残した
・初球○
初球打率は.304とまずまずだが、翌年以降の成績も加味
・悪球打ち、積極打法
四球数の少なさ(四球率3.6%)を再現
・送球C
タケタケステッブは送球は良くなる
・ヘッドスライディング、走塁B
イメージ。
【一言】
守備適正がショートしかないのは前後年は前年の1試合しか出ていない事を考慮した、という最もらしい言い訳を考えてみました
2019年、ちょいちょいスタメンに出て良い活躍をしていてかつ幸運の置物と呼ばれていたのは忘れない
田口 壮（たぐち そう、1969年7月2日 - ）
北高-関西学院大-オリックス(92〜01)-STL(02〜07)-PHI(08)-CHC(09)-オリックス(10〜11)
2010年成績 .261 3本 10打点 1盗
帰ってきたV戦士
仰木政権、並びにオリックスブルーウェーブを象徴すると言っても過言ではない勝負強い打撃を兼ね備えた守備の名手。
01年オフに海外FA権を行使後はMLBでは3年目以降は開幕ロースター入りし準レギュラーながら勝負強いバッティングを発揮したりチームプレイに徹し、長きに渡り活躍。
復帰後も堅実な守備は健在で若手中心のチームの中準レギュラーとしてチームに貢献していたが、11年の右肩の故障が影響し自由契約の後12年に引退した。
【査定について】
・チャンスF
得点圏打率は.162と田口らしくない成績
・内野安打○
内野安打率は12.9%で足は未だ健在。
・初球○
初球打率.448
・チャンスメーカー
ランナー無し時の成績は.308 1本。
・バント○、逆境○
まあイメージですね。この年は2犠打ですが、まあ上手いので良しとしましょう(適当)
【一言】
田口政権待望、なんて言われてもう6年かあ…
何苦楚日記が有名ですが、2軍監督時代に執筆された「プロ野球2軍の謎」も面白いので是非読んでみてください。
斎藤 佑樹（さいとう ゆうき、1988年6月6日 - ）
早稲田高-早稲田大-日本ハム(11〜21)
甲子園を沸かせたハンカチ王子
無尽蔵のスタミナを誇り2006年の甲子園、並びに88世代の象徴として扱われた皆さんご存知「ハンカチ王子」
大学進学後も2年生時までは安定した成績を残していたもの連投続きの酷使が祟ってしまったのか左股関節を痛めてからは成績がやや低迷。
その後は4球団競合の末日本ハムに入団。1、2年目はローテーションに加わりまずまずの成績を残していたがその後は関節唇の損傷など怪我に泣く事に…
しかし幾多の怪我に悩まされながらも、最後まで諦めなかった彼は間違いなく「持ってる」男であったろう。
【査定について】
高校時代＆大学1年時の成績を元に査定してみました。
ケガはFでも良かったかもしれませんが、↓こんなに投げて壊れない方がおかしい
【一言】
あんだけ怪我してたのに130キロ近く投げれたのはバケモノだと思います。
引退試合の時、マウンドを降りてから流した涙はこっちもウルっとしてしまいました…
炭谷 銀仁朗（すみたに ぎんじろう、1987年7月19日 - ）
平安高-西武(06〜18)-巨人(19〜21途)-楽天(21途〜)
2006年成績 .181 3本 14打点
満塁1号！驚き2号！
高校時代は世代屈指の強打と強肩を誇ったスラッガー。
当時捕手がウィークポイントだった西武にドラフト1位で指名されると、オープン戦から一軍に帯同し2本のホームラン、.500近い盗塁阻止率を残し絶好調のままなんと西武では51年ぶりとなる高卒新人捕手の開幕スタメンの快挙を果たす。
3月29日には2回に清原以来20年ぶりとなる高卒新人満塁ホームラン、6回にもホームランを放ち松井秀喜以来の高卒新人1試合2本塁打の快挙を達成した。
しかしその後は打撃低迷、リードなどに課題を抱え出番を減らすが、「伊東2世」としての期待に応える働きは充分したと言えるだろう。
【査定について】
・バント○
6犠打。炭谷はバントがうまい印象(こなみ)
・満塁男
そらもうアレよ
・三振
三振率22.6%
・併殺
146打席で6併殺
・エラー
54試合で7捕逸は…
【一言】
本当にどうでもいい話なのですが僕の親戚が炭谷さんの実家の畳屋の近くに昔住んでたらしいです。
あの地域にはほぼ畳屋がなかった事もあったのか繁盛してたそうです。
背番号ミスってた。おしり
